Leica D-LUX 8 購入と所感

記事執筆時点で「世界的に予想を大きく上回るご注文をいただいている」という「Leica D-LUX 8」を、縁あって新品で買うことができた。

なぜD-LUX 8を選んだのか

ライカを手にする人たちは、ライカなしでは生きられないわけではない。それでも、行き着く先はライカなのだ。

実は、過去にLeica M10を所有していたことがある(売却済み)。マニュアルフォーカス、寄れないという”ライカらしさ”が僕のスタイルに合わなかった。けれども、今でも見返す写真はライカで撮っていた。

見る人にとっては、カメラよりも写真そのものが大事だ。でも、撮る側にとっては何で撮るかが重要になる。それもまた写真という表現だから。

そういえばLeica Q2も持っていたことがある(売却済み)。M10では叶わないオートフォーカスや、寄っての撮影もできる優等生だった。けれども、身軽に出かけたい僕にとっては大きすぎた。わがままだということは分かっている。

なぜD-LUX 8を選んだか。ここまでをまとめると、「ライカ」「コンパクト」「オートフォーカス」「寄れる」という条件を満たしているから、ということになる。

手に持った第一印象

約397g(バッテリー含む)という重さは、手に持ってみると数字よりも軽く感じる。なぜだろう…と少し考えてみたところで、「ライカは重い」という先入観があったからだと分かった。

D-LUX 8のデザインは完璧だ。ミニマルなデザインがなんといっても好きだ。あえて重箱の隅をつつくならば、電源ボタンをなくしてほしかった…という一点か。

でも、これでマイクロフォーサーズなんだからすごい。

これからの使い方

スマートフォンではなく、あえてカメラを持つことの意義とは?

幸い僕は、まだスマートフォンでの撮影が途上の頃にカメラを始めていた。だから、「写真を撮る」という行為はカメラが担うものだと思っている。あのシャッターを押す感覚が、たまらなく好きだ。

さて撮影の対象というと、新しいカフェへ行ったときとか、少し遠くに出かけたときの記録写真とか…そんな程度だ。正直スマートフォンだってこなせるのかもしれない。でもそれは見返さない。

見返したくなる写真は、写真機が生み出す。ライカがつくりあげる。

それを強く信じているからこそ、僕は今回D-LUX 8を買ったんだ。

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