
6年ぶりの名古屋遠征
新幹線改札を出ると、そこには記憶通りの景色が広がっていました。
名古屋へ行くのは6年ぶり。最初に名古屋へ行ったのは大学生の頃で、当時推していた平松可奈子さんが、まだSKE48に在籍していました。つまり、握手会の数秒にすべてをかけて、人生初の一人旅を実行したのでした。
それからはイベントがなくても、毎年のように名古屋へ行くのが恒例となったのです。ただ、仕事の経験を積めば積むほど、推し活や名古屋への熱量は下がっていき…。それにコロナ禍もあって、名古屋へ行くことはありませんでした。
6年ぶりの遠征となった今回の目的は、「Deguchi Aki Birthday Party2025」。出口陽さんの生誕祭です。いつもは東京でやっているそうなのですが、ソロデビュー10周年となる今年は名古屋での開催となりました。
僕の知識が正しければ、出口陽さんは三重県の出身。だから陽さんにとっても、名古屋は第二の故郷でしょう。(陽さんは元SKE48のメンバーです、念のため)
とにかくワクワクしながら新幹線に乗りました。6年ぶりという興奮も手伝って、金曜日の仕事帰りにそのまま新幹線に乗ったほどです。
サプライズのような「パレオはエメラルド」
出口陽さんを一言で表すなら? 僕は「透明感」と答えます。
もう時効なので問題ないと思いますが、SKE48にいた頃の印象は「お姉さん」。周りのメンバーよりも、そして僕自身よりも年齢が上なので、勝手ながらそんなイメージをもっていたのです。もちろん肯定的な意味ですよ!
それが「透明感」に変わったのは2024年9月。陽さんの定季公演「アキノヨナガ」を観に行ったときでした。雰囲気も歌声も、僕の想像をはるかに超えていて…。思い出すだけで鳥肌が立ちます。
今回のバースデーイベントでは、ご自身の歌を歌うことはもちろん、クイズコーナーでファンの皆さんを楽しませました。その中でも個人的に衝撃的だったのは、「パレオはエメラルド」を歌ったことです。
きれいな海を連想させるあのイントロ。「ああ、懐かしい。」
まだ社会の厳しさも面倒くささも知らない、つまり青春時代に何度も聴いた曲。ブログだからこそ書けますが、目に涙がたまってしまい、全力で歌い踊る陽さんが見えたのはサビのあたりでした。
サンシャイン栄、大須商店街、新舞子マリンパーク、内海海岸…。はじめて一人旅をしたときに訪れた”聖地”の数々がよみがえってきました。これはもう誰でも泣いてしまうでしょう。お許しください。
「この先も歌い続けたい」という言葉に心を打たれて
ライブが終わろうかというときに誓った「この先も歌い続けたい」という陽さんの言葉。今も胸に滲んで離れません。素直に感動しました。「陽さんは歌が大好きなんだな」と思いました。
だから僕も心の中で誓ったのです・・・、「この先も応援し続けたい」と。
イベントを終えツーショットチェキを撮った僕は、急ぎ足で名古屋駅へ。栄の街並みを振り返る余裕もありませんでしたが、地下鉄の車内、新幹線の車内はどちらも寂しさでいっぱいでした。
でも人は、寂しさを感じるからこそ、前へ進んでいくんだと思います。
次に会えるのは4月の10周年ライブになるでしょうか。自分の仕事環境も大きく変わることが予想されますが、心身ともに健康な状態で行けるよう、突き進むのみです。
出口陽さん、いつも本当にありがとうございます。これからも陰ながら応援させていただきます!